新院長に期待して

皆様。5月27日の理事会において、評議員会から推薦された候補者の中から、山北宣久氏(日本基督教団聖ヶ丘教会牧師、日本基督教団総会議長)が青山学院の第13代院長に選出されました。この困難な時期、しかも大きく重い職務をお引き受け下さいました。感謝の思いと、大きな期待を持って新院長を支持したいと思います。2年間、青山学院は院長不在のまま教育を続けてきました。そして「建学の精神」が守られないのではないかという不安の中からこの「守る会」は生まれました。多くの賛同者の方々の声に守られてこの会の成果は目を見張るほどのものがありました。法人執行部も態度を急速度に変化させたように見えます。その結果再び牧師が院長に就任するという結果になりました。 。。。
皆様。5月27日の理事会において、評議員会から推薦された候補者の中から、山北宣久氏(日本基督教団聖ヶ丘教会牧師、日本基督教団総会議長)が青山学院の第13代院長に選出されました。この困難な時期、しかも大きく重い職務をお引き受け下さいました。感謝の思いと、大きな期待を持って新院長を支持したいと思います。


2年間、青山学院は院長不在のまま教育を続けてきました。そして「建学の精神」が守られないのではないかという不安の中からこの「守る会」は生まれました。多くの賛同者の方々の声に守られてこの会の成果は目を見張るほどのものがありました。法人執行部も態度を急速度に変化させたように見えます。その結果再び牧師が院長に就任するという結果になりました。

理事会の過半数はキリスト者でなければならないという「寄附行為」の定めについても間もなく達成されることでしょう。私たちが危惧していたことが形の上では消滅しつつあります。この「守る会」も所期の目的を一応達したように見えますのでこのあたりで解散しても良いかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか。私はこう考えます。やっと第一歩が始まったのだ、と。

まず最初に、青山学院において院長とは何かをもう一度明確にしましょう。既にこのブログで私は豊田院長、古坂院長の背中に感化され、人柄に影響されて育ったと書きました。同じ経験をされた方も多いようで、初代院長 Robert S. Maclay氏や第2代院長本多庸一氏のエピソードなどもお聞きする機会に恵まれました。同時に理事長としての万代順四郎氏については私財を投げ出して基金を作って下さったことも、そのことを書き記した本まで送って教えて下さった方もいらっしゃいました。

なんと素晴らしい方々によって青山学院の歴史が築かれてきたことか、そして財政的な基盤まで与えられたことでしょうか。

皆さんは、青山学院の基本法ともいえる「学校法人青山学院寄附行為」というものをご覧になったことがありますか。

第一章は、「名称」「目的」 「設置学校」「建学の精神」「事務所」。
 ここに「建学の精神」が非常に強い言葉で明確に表明されています。
1.青山学院の教育は、永久にキリスト教の信仰に基づいて、行わなければならない。
2.前項の趣旨は、いかなる場合にも変更することができない。
3.第1項の字句を変更する場合は、理事全員及び評議員全員の同意を要する。
第二章は「院長」
第三章は「役員」でその後は「理事会」「評議員会及び評議員」「資産及び会計」「収益事業」「解散及び合併」「寄附行為の変更」という構成です。

第二章の「院長」はたった一条だけです。
「院長は、本法人が設置する学校を統轄し、本法人における教育を総理する。」
とあります。
以下続けて理事・監事を規定するのは第三章の「役員」で別の条項になります。

以上の各項目を一括して私はこのように読みます。
「院長は、永久にキリスト教の信仰に基づいて行わなければならない青山学院の教育を総理する。そして本法人が設置する学校を統轄する。第三章に規定する役員は第二章の院長の職務の執行についてこれを支持し補佐する責務を担う。」

歴代の院長はこのようなことをごく自然な形で実行されていました。理事長が表に出ることは無かったようです。理事長が表に出てきたのは135年に及ぶ歴史の中でも戦後になってからのごく最近のことであると思います。しかも直近の2年間は院長不在の中で理事長が教学(教育)まで踏み込んでしまいました。これは大変残念なことで理事長にとっても不幸なことであったということは前回もふれました。

さて、間もなくこの青山学院のキャンパスに新しい院長がお見えになります。新しい院長が真に青山学院の院長としてふさわしいお働きができるように祈りたいと思います。私たちのこの「守る会」はその良き支え手として総力を挙げて協力できる力があると思います。幸いなことに「発起人」「賛同者」には青山学院の歴史を支えてきた方々、しかも実力のある方が大勢そろっていることを感謝を持って誇りたいと思います。

次回は「新院長に望むこと」に触れたいと思います。皆さんの思いの丈を是非お聞かせ下さい。お便りをお待ちしています。

この会がますます充実し発展することが、青山学院が真の青山学院になるために必要なことであることを実感しています。