理事長・新理事会に期待して

前回この欄でご報告申し上げたとおり、院長が2年間のブランクを経て選出され、7月1日付けで就任されることが公示されました。更に理事会の構成が寄附行為の定めのごとくようやく過半数がキリスト者になる模様です。この「守る会」が要望していたことが早くも実現しつつあります。又この「守る会」が支持してきた「学院宣教師・学院宗教主任声明」(3月29日付)に対し理事長と院長代行は声明の撤回と謝罪を求めていたのですが、6月3日に、学院宣教師・学院宗教主任は「『学院宣教師・学院宗教主任声明』について」を発表し、3月29日の「声明」を発表することになった背景を明らかにしました。これら一連の働きかけによって、理事長・理事会の姿勢は非常に急速度で変化しました。前回も触れましたが、そのような事情の中で、この「守る会」がここで解散するのでなく、むしろ「建学の精神」がはっきり守られる見通しが立つまで、かえって責任が重くなったと考えています。 。。。
前回この欄でご報告申し上げたとおり、院長が2年間のブランクを経て選出され、7月1日付けで就任されることが公示されました。更に理事会の構成が寄附行為の定めのごとくようやく過半数がキリスト者になる模様です。

この「守る会」が要望していたことが早くも実現しつつあります。又この「守る会」が支持してきた「学院宣教師・学院宗教主任声明」(3月29日付)に対し理事長と院長代行は声明の撤回と謝罪を求めていたのですが、*1 6月3日に、学院宣教師・学院宗教主任は「『学院宣教師・学院宗教主任声明』について」*2を発表し、3月29日の「声明」を発表することになった背景を明らかにしました。(*1、 *2このサイトの別項「関係資料」をご覧下さい。)

これら一連の働きかけによって、理事長・理事会の姿勢は非常に急速度で変化しました。前回も触れましたが、そのような事情の中で、この「守る会」がここで解散するのでなく、むしろ「建学の精神」がはっきり守られる見通しが立つまで、かえって責任が重くなったと考えています。引き続き皆様の強力なご支援とご協力をお願いいたします。

そうした展開の中で、理事長・理事会の役割を明確にすることが私たちにとっても必要になったと考えます。前回触れたとおり、寄附行為の求めるところは「院長は、永久にキリスト教の信仰に基づいて行わなければならない青山学院の教育を総理する。そして本法人が設置する学校を統轄する。第三章に規定する役員は第二章の院長の職務の執行についてこれを支持し補佐する責務を担う。」ことであると私は解釈しています。

院長と理事長・理事会は表裏一体で一つの目的に向かって協働することが求められているのです。そのことを私たちは青山学院の歴史の中にも学ぶことができることを幸いに思います。

私が中等部に入学した当時、東門のすぐ右側にも職員住宅がありました。当時の表札は「小島」その後「葛西」となり現在はアイビーホール(青学会館)の車寄せになっている辺りです。「小島」の表札の脇に「理事会分室」と書かれていたことを最近知りました。そこでは万代理事長以下の方々が時には徹夜で会議を開いていて小島夫人が夜食を供することもあったそうです。院長が生徒、児童の前に真っ正面で教育をしているとき、理事の方々はしっかりと土俵下を守っていて下さったのだと思います。

目的を一つにするキリスト者同士の働きが、この学院を守り育ててきたことはあまりにも明白です。それは院長と理事長の関係に止まりません。それはすべての教職員が一人一人の園児・児童・生徒・学生・院生の成長に対して共同の責任を持っていることにも同じ事が言えます。私たちはそのことを「一匹の迷える子羊のために命を投げ出して捜す良き羊飼い」のイエス様の喩え話で学びました。

私はそのような環境のもとで学ぶことができたことを幸いに思っています。同時に同じ思いの人が実に多いこともこの「守る会」を立ち上げて知りました。しかし今、それが損なわれたり、更にひどい状態になりそうだと知った人たちの叫び声がわき起こっています。

それは何故でしょうか。
2年間院長が不在の間に、教育の専門家でない人が教学に介入したためであったと思われます。院長が不在の場合、やむを得ず最小限の判断でしのぐなら許されることもあったでしょう。院長代行もキリスト者でない方を任命するのでなく、寄附行為を尊重するならキリスト者を任命すべきであったと思います。

理事会が第一回目の院長選挙に踏み切ったのは前院長の退任後1年2ヶ月も経ってからでした。その時は何度投票しても三分の二を得票する方が居なかったために院長選出ができませんでした。今回二度目の院長選挙においてようやく新院長が選出されました。しかしこの2年間、院長が居たならば起きる筈がなかったことが生じたように思われますが、それは元に戻し修復する必要があるのではないでしょうか。もし院長不在をいいことに不正行為やこれに近い行為があったとしたら、これは謝罪と共に早急に償いをもって原状に復すことが必要であると考えます。

7月1日からは新院長も理事会の構成員となります。キリスト者理事も新しく加わり理事会の構成が変化します。今までの理事の方々は青山学院の現状を知り尽くしている上に、学内に巻き起こっている声は勿論のこと、この「守る会」に賛同された方々の声も充分にお聞きになっているはずです。理事会が名実共に新しく生まれ変わり「建学の精神」を心から遵守して下さることを切望します。

7月1日からの理事会を私達は「新理事会」と呼びたいと思います。「新理事会」はまず神のみ旨を聞くことから始める事を望みます。神のみ旨は「エリヤ物語」を引くまでもなく心静かに、耳をそばだてても聞こえない位小さな声のときもあります。(列王記上19.7-12)
大声で人を恫喝するような場所では絶対に聞こえないのです。理事会が真の「新理事会」に生まれ変わることを心から願っています。


7月1日13時から青学講堂で院長就任式が行われます。青山学院が院長を先頭にすべての法人役員はもちろんのこと教職員の全員が、名実共に真の青山学院の教育を取り戻し、神のみ前に託された職責を果たすことができるように、皆さんと共に祈りたいと思います。

院長に対する希望・提言を引き続きお寄せ下さい。又新たに理事長・新理事会に対する希望・提言もお聞かせ下さい。この「守る会」が引き続き皆様と共に母校のために健全な力を発揮し続けることができるようにご協力をお願い申し上げます。