「学院の建学の精神を守る会」設立趣意書
寄附行為(学校規則)が変えられようとしている今!

 いま私たちの愛する青山学院は、非常に深刻で憂慮すべき状況にあります。

 青山学院は、1874(明治7)年にド-ラ・E・スクーンメーカー先生によりその基がすえられて以来、多くの方々の支援と協力により135年を越える歴史を刻んできました。その教育の根幹は、建学の精神である「青山学院の教育は、永久にキリスト教の信仰に基づいて行なわなければならない」(寄附行為第4条)にほかならず、この精神を堅持するために、院長を置くこと、院長及び理事の過半数はキリスト教信者であること、さらに評議員の過半数も原則としてキリスト教信者であることが定められています。したがって法人役員は、青山学院の創設者たちが置いた礎石の上に定められた学校法人の憲法ともいえる「寄附行為」を口先だけでなく、現実に遵守する中で、青山学院の教育、経営を行なう必要があります。ところが現在の青山学院は、院長が二年近くも不在のままであり、キリスト教信者は寄附行為に定められた過半数を欠き、理事会の中ではその規定条項を変更せざるを得ないという論議が出されるようになっています。その点で、2010年3月29日付で出された「青山学院宣教師・学院宗教主任声明」において指摘されていることに、私たちは心から賛同の意を表すものであります。

 青山学院は、その建学の精神をより具現化するために「青山学院教育方針」を制定し、園児・児童・生徒・学生は、この教育方針のもと、明るく自由な雰囲気の中で育まれてきました。また青春の多感な時期を過ごした多くの卒業生たちは、社会の中で、それぞれの形で「地の塩、世の光」として、その精神を実践しています。

 現在の青山学院は、現実としてこれらの精神と教育方針ならびに規定が、必ずしも遵守されているとは思えない状況であることを私たちは大いに憂いております。これらを心底より追求し、青山学院が、幼稚園から専門職大学院にいたる全ての学校において、建学の精神に立ち返って発展してゆくことが望まれます。このことをないがしろにするのであれば、それは青山学院の存在意義そのものを自己否定することになります。学院の建学の精神と教育方針を遵守してこそ、青山学院に関与される方々の学院に対する愛情と信頼が生まれてくるものと確信します。

 私たちは、建学の精神からの逸脱を正し、現在青山学院の直面している具体的な課題を解決してゆくために、緊急に本会を設立することに致しました。教職員、理事、評議員、卒業生、保護者など、様々な立場から学院に関わり、学院を愛している方たちと共に活動するようにと願うものです。どうぞ、ご理解いただけるあらゆる方々のご賛同ならびにご支援をお願い申し上げます。

 「公道を水のように、正義をつきない川のように流れさせよ!」(旧約聖書アモス書)

2010年4月


会長
 • 奥澤 行雄(校友会代議員、元高等部同窓会長、高等部宗教部OBぶどうの会代表)

発起人
 22名


賛同者
 2010年11月1日現在、503名


連絡先
Eメール info@agmamorukai.jp
ホームページ www.agmamorukai.jp